そのビールは美味しいですか?

2014年12月17日 12:55



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先日のイベント。
とてもたくさんの方に来て頂き、
すごく忙しかったけど、
スタッフ一同とても楽しい時間を過ごすことが出来ました。

が、とても残念な事もありました。。。

普段から店で使用しているグラスがなくなってしまいました。
しかも、1個や2個ではありません。。。
すごく残念です。


私がこの仕事を始める前は某輸入雑貨の店の販売の仕事をしていました。
雑貨や衣類、文房具や化粧品など、
大きな商品から小さな商品までが店内を埋め尽くす。
まるで、おもちゃ箱みたいな楽しい店。
客層も若いせいか、万引きはホント多かったです。
学生さんも多かったですが、結構社会人も多かった。
社会人ですよ。
ちゃんと会社で働いてお給料もらってる大人ですよ。

防犯カメラや私服警官じゃ追いつかない時は、
自分達が万引した人を捕まえて、
問いただして、
警察に連れて行きます。
正直、ホントに嫌な気持ちです。
嫌な思い出もいっぱいあります。
私は万引きという中途半端な軽い言葉が嫌いです。
店の物、人の物を盗んでいる訳ですから。
盗むということ、
もっと重く受け止めて欲しと思っています。

雑貨屋の店員もただ雑貨を売ってお給料もらっている訳じゃないんです。
どんなちっちゃな鉛筆だって消しゴムだって、
100円や200円の商品だって、
どの商品だったら売れるだろう?
どんな商品がみんなは好きだろう?
どんな風にディスプレイすればみんなが見てくれるだろう?
などなど、すごく考えて発注、仕入れ、販売しているんです。
自分が仕入れた商品を良いと思ってもらえて、
買ってもらえるとホントに嬉しいんですよね。
なかなか売れていかない商品だって、
いつお嫁に行ってもいいようにと、いつもピカピカに磨いてあげたりと。
店の商品って、結構店の人のいろいろな思いが詰まっていたりします。

飲食店だって同じです。
盗まれたくない、割られたくないなら、
全てプラスティックのコップにしてしまえばいいだけです。
それでも、
このお酒はこのグラスで飲む方が美味しい、
このグラスで飲んでもらいたい、
という気持ちから、
出してしまう、使ってしまうグラスもあります。

もちろん、
店で出すこのグラス達だってタダではありません。
デザインを考えて造ったものや、
アメリカに何度も通って、
割れないように大事に持って帰ってきて集めたもの。
中には、
ちゃんと店で販売しているものだってあります。
ちゃんとお金を払って購入してくれてる人達がいます。
たかがグラスですが、
そのひとつひとつに私達の大事な思いがつまっているんですよね。。。

自分が1個くらい持って帰っても・・・
という気持ちもあったかもしれませんが、
そんな気持ちを持った人が10人いれば、
10個もグラスがなくなります。

今回10個のグラスがなくなりました。
10人に1人がグラスを持っていったのかと考えると、
なんだかなですね。。。

グラスを持って帰った方々、

盗んだグラスで飲む、
そのビールは美味しいですか?




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